ANAマイルが貯めやすいカード!
ANA(全日空)の航空券を購入するたびに貯められるANAマイル(ANAマイレージクラブ)は、ANAの航空券と引き換えることのできる知名度の高いポイント制度のひとつです。
このANAマイルは特定のクレジットカードによる支払いでも貯めることきます。その代表的なカードがANAカードです。
ANAカードは還元率が1%と高めで、ANAマイルが貯めやすい仕組みをいくつも持つことから、クレジットカードでANAマイルを貯めたい方ならメインカードとしてまず第一に検討してみたい一枚です。
当サイトでもB+評価と平均以上の評価としています。
ただその一方、「ポイントの交換にひと手間かかる」「当サイトいちおしの楽天カード、Yahoo! JAPANカードでもANAマイルを貯められる」などの特徴もあるため、これらも把握したうえでその必要性を判断したいところです。
以下に、ANAカードの特徴、他カードと比較してわかるメリット・デメリットについて述べていきます。
主な特徴と評価
まず、ANAカードの主な特徴と評価は以下の通りとなります。
ANAカード(一般カード) | |||
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ポイント還元率 | ポイントの使いやすさ | 審査の通りやすさ | 総合評価 |
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- 年会費:2000円+税(初年度無料)
- 付与されるポイント名:oki dokiポイント、ワールドプレゼントなど
- 決済ブランド:VISA JCB MasterCardなど
- ETCカード:あり(500円+税/年 年1回以上の利用で翌年無料)
- 家族カード:あり(1000円+税/年)
- 盗難保険:あり
- 旅行保険:あり
- ショッピング保険:あり
- 口座引き落とし日:翌月10日(15日締め)
※ANAカードは「ANA一般カード」「ANAワイドカード」「ANAワイドゴールドカード」など様々な種類がありますが、ここでは年会費が安く手軽に持つことができる「ANA一般カード」を中心に述べていきます。
クレジットカード選びでまず最も注目すべきは、支払いによって付与されるポイントの種類とその還元率です。
ANAカードによる支払いで付与されるのは、oki dokiポイントやワールドプレゼントなどのポイントです。これは決済ブランドによって種類が変わります。
決済ブランド | 発行会社 | 付与されるポイント名 |
VISA | 三井住友カード株式会社 | ワールドプレゼント |
MasterCard | 三井住友カード株式会社 | ワールドプレゼント |
JCB | 株式会社ジェーシービー | oki doki ポイント |
参照
クレジットカードの決済ブランドとは?その選び分けポイント(編集中)
付与されたこれらのポイントを、それぞれの会員サイトで交換することでANAマイルが得られます。
- VISA MasterCard:1000円の支払いあたりワールドプレゼントが1ポイント付与→5マイルに交換可能
- JCB:1000円の支払いあたりoki dokiポイントが1ポイント付与→5マイルに交換可能
つまり1000円の支払いあたり5マイルが得られ、1マイル=2円と考えれば、還元率は1%となります。
当サイトではクレジットカード選びに重要な点として以下の4つを挙げています。
- ポイントが貯めやすい(還元率)
- ポイントが使いやすい
- 入会費&年会費が無料
- 審査が通りやすい
ANAカードは年会費こそかかるものの(2000円+税)、毎年1000マイル(2000円相当)がボーナスポイントとしてもらえますので、実質無料に近いかたちとなっています。
ポイント還元率1%は他のクレジットカードと比べても高めであることから、ANAカードはメインカードとしても十分使えます。
このカードを選ぶかどうかはANAマイルを普段の支払いでも貯めたいかどうかで決まります。
還元率1%は上位クラス
クレジットカードの最大の魅力は、現金で支払う手間が省けることに加えて、使った金額に応じて各種のポイントがもらえること、つまりポイント還元にあります。
例えばポイント還元率1%のクレジットカードであれば、100円の支払いあたり1円ぶんのポイントが付与され、そのポイントをまたお買い物や各種サービスに使うことが可能です。
付与されるポイントの種類と還元率はカードごとに異なっており、ここがクレジットカードを選ぶ際の一番の注目ポイントとなります。
現在、当サイトが選ぶベスト10クレジットカードのポイント種類と還元率は以下のようになります。
2019年クレジットカードランキングベスト10(カード名クリックで評価レビューへ)
カード名 | 評価 | 還元率 | ポイント種類&特徴 |
Yahoo! JAPANカード※ | A+ | 1% | Tポイント Tポイントが最も貯めやすく使いやすいバランスに優れる優良カード |
楽天カード※ | A+ | 1% | 楽天スーパーポイント 顧客満足度で10年連続1位 楽天を利用しているなら第一候補 |
リクルートカード※ | A | 1.2% | リクルートポイント(ポンタに交換可能) 無料カードで最もポンタが貯めやすい |
ピーワンウィズ※ | A | 1.5% | ポケットポイント 最強クラスの還元率1.5% 1%は請求額から自動割引 リボ払い専用カード |
DCカードジザイル※ | A | 1.5% | DCハッピープレゼント 最強クラスの還元率1.5% ポイント交換先が豊富 リボ払い専用カード |
dカード | A | 1% | dポイント 高還元でdポイントが貯まる。docomoユーザーはポイントがケータイ料金支払いにすぐ使えて便利 年1回使えば年会費無料 ローソンが5%オフ |
au WALLETクレジットカード | A | 1% | WALLETポイント auユーザーは年会費無料&ポイントがケータイ料金支払いにすぐ使えて便利 |
アマゾンカード | A | 1% | Amazonポイント Amazonで還元率1.5%にアップ Amazonで最もお得で使いやすい 年1回使えば年会費無料 |
レックスカード | B+ | 1.25% | レックスポイント 高還元&ポイントが現金還元されるカード 利用額しだいで年会費無料も可 |
ビックカメラsuicaカード | B+ | 1.0% | JREポイント&ビックポイント suicaつきカードで一番の還元率 オートチャージで改札が手間いらずに 年1回使えば年会費無料 |
1マイル=2円として考えた場合のANAカードの還元率は1%であり、これはクレジットカード全体でも上位クラスの高さとなっています。
さらに、ANAカードはよりANAマイルを効率良く貯めるために以下の仕組みがあります。
入会&継続時のボーナスマイル
ANAカードへの入会時や毎年の継続時に、ボーナスマイルとして1000マイルが貰えます(約2000円相当)。
これは年会費2000円+税とほぼ同じ価値があるため、ANAカード(一般)は実質無料に近いかたちで持てると言えます。
ANA便への搭乗でも通常の区間マイルに加えてボーナスマイルが貰える
通常、ANA便に乗るとANAマイルが貰えますが、ANAカードを使うとさらに搭乗によるボーナスマイルがもらえます。
ANA一般カードの場合は運賃倍率×10%でボーナスマイルがもらえます。
特約店で使うとポイントアップ
特定のANAカードマイルプラス特約店でANAカードを使うと、通常のポイントに加えて100円あたり1マイルがもらえます。主な店舗は以下の通りです。
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- スターバックス
- Amazon
- 昭和シェル石油
- オリックスレンタカー
- その他多数
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これらのポイントシステムも積極的に活用することで、ANAマイルはより貯めやすくなります。
ANAマイルを得るためには交換にひと手間が必要
では、還元率と同じくらい大事な「ポイントの使いやすさ」はどうでしょうか。
ANAカードは基本的にANAマイルを貯めるためのカードです。
そもそも「マイル」とは航空会社のポイント制度全般を指し、日本では主にJALマイル(JALマイレージバンク:JMB)とANAマイル(ANAマイレージクラブ:AMC)などがあります。
ただJALカードと違って、ANAカードはカード利用でそのままANAマイルが付与されるわけではありません(提携カード会社からの発行のため)。
それぞれのカード発行会社の独自ポイントがまず付与され、それを会員専用サイトでANAマイルに交換する必要があります。
決済ブランド | 発行会社 | 付与されるポイント名 |
VISA | 三井住友カード株式会社 | ワールドプレゼント |
MasterCard | 三井住友カード株式会社 | ワールドプレゼント |
JCB | 株式会社ジェーシービー | oki doki ポイント |
参照
クレジットカードの決済ブランドとは?その選び分けポイント(編集中)
決済ブランドがVISA、MasterCardの場合はワールドプレゼント、JCBの場合はoki dokiポイントという名のポイントが付与され、これをANAマイルに交換することになります。
ANAマイルそのものは航空券に交換できる便利さがありますが、ANAマイルを得るためには各カード会社の独自ポイントからいったん交換するという手間が必要となります。
トータルで見てANAカードのポイントの使いやすさは平均クラスと評価できます。
楽天カード&Yahoo! JAPANカードとの比較
当サイトでは現在、一番おすすめのクレジットカードを楽天カード、Yahoo! JAPANカードとしています。
以下に、ANAカードとこれらのカードの比較をまとめます。より優れたほうを色付けしています
ANAカード(一般カード) | 楽天カード | Yahoo! JAPANカード | |
年会費 | 2000円+税 | 無料 | 無料 |
還元率 | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
ポイントの種類 | 発行会社によって異なる | 楽天スーパーポイント | Tポイント |
ポイントの使いやすさ | B | A | A |
審査の通りやすさ | B | A | A |
まず基本の還元率はどれも同じです(1%)。
ただし、ポイントの使いみちの広さでは日本最大級の共通ポイントサービスである楽天カード(楽天スーパーポイント)、Yahoo! JAPANカード(Tポイント)がより優れています。
ANAカードはそれぞれ発行しているカード会社のポイント(oki dokiポイントなど)からANAマイルに交換するという手間がかかります。
楽天カードとYahoo! JAPANカードは年会費無料で審査も通りやすく、全体的なバランスにも優れているため、当サイトではメインカードとしてまず最初におすすめしています。
ちなみにANAマイルは楽天カード、Yahoo! JAPANカードでも貯められます。
楽天スーパーポイントやTポイントは2ポイント=1マイルで交換できて、こちらも還元率は1%です。
還元率はANAカードと同じですので、楽天のサービスやTポイントを普段から利用している方なら、「楽天カード、Yahoo! JAPANカードでANAマイルを貯める」のもひとつの有力な手段です。
どちらも基本の還元率は1%ですが、様々なポイントアップキャンペーンを日常的に実施してますので、これらを活用して効率良くポイントを貯めて、ANAマイルに交換していく方法もおすすめです。
※楽天(楽天スーパーポイント)のポイントアップキャンペーン
※Yahoo! JAPANカード(Tポイント)のポイントアップキャンペーン
参照
楽天カードとYahoo! JAPANカードがベストである4つの理由とは?
一方、「ANA便の搭乗時にボーナスマイルがもらえる」「特約店でポイントアップ」などのメリットをより重視するなら、ANAカードを選ぶべきです。
ちなみに「とにかく高い還元率でマイルを貯めたい」と考えるならソラチカカードとエクストリームカードを組み合わせて還元率1.35%とする方法などもありますが、年会費がかかるカードを二枚持つ必要があるうえに非常に手間がかかるため、当サイトではおすすめしません。
参照
ソラチカカードで最も高い還元率でANAマイルを貯める方法(編集中)
まとめ&どんな人が選ぶべき?
ANAマイルが貯められる代表的なカードであるANAカード。
年会費こそかかるものの、それと同等のANAマイルがもらえ、還元率も高めであることから、メインカードとしても十分使えます。
「クレジットカードでANAマイルを貯めたい」という方なら、まず第一候補として検討してみる価値があるカードです。
当サイトでは平均以上のB+評価としています。
他にも様々なメリットを持つクレジットカードがありますので、比較検討してご自身にあった選び方をされることをおすすめします。
当サイトの比較ランキング、評価レビューもぜひご参照ください。