海外キャッシングがお得なカード!
三井住友フィナンシャルグループから発行されているセディナカード。
その一番の特徴は、海外にお金を持っていく際にこのカードによる海外キャッシングを利用することで手数料を最大限少なくできる点にあります。
銀行や現金両替所を利用するよりもお得な方法であり、海外にしばしば行かれる方ならぜひ活用したいところです。
当サイトではこの点を評価して平均より上のB+評価としています。
ただその一方、クレジットカードの大きな魅力である還元率にもポイントの使いやすさにもそれほど大きなメリットはなく、またリボ払い専用カードであるために支払い総額が増えやすいというデメリットがあります。
そのためメインカードとしては不向きですが、海外キャッシングを利用したい方のサブカードが欲しい方なら入会を検討する価値があります。
以下に、セディナカードの特徴と他カードと比較してわかるメリット・デメリットについて述べていきます。
主な特徴と評価
まず、セディナカードの主な特徴と評価は以下の通りとなります。
セディナカード | |||
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ポイント還元率 | ポイントの使いやすさ | 審査の通りやすさ | 総合評価 |
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- 年会費:無料
- 付与されるポイント名:わくわくポイント(200円ごとに1ポイント)
- 決済ブランド:VISA MasterCard JCB
- ETCカード:あり(新規発行に1000円+税 年会費無料)
- 家族カード:あり(新規発行に1000円+税 年会費無料)
- 盗難保険:あり
- 旅行保険:あり
- ショッピング保険:あり
- 口座引き落とし日:翌月27日(末日締め)
※セディナカードには「セディナカードゴールド」「セディナカードクラシック」など様々な種類がありますが、ここでは年会費無料で持てて最も一般的な「セディナカード」について取り上げ、共通する部分を中心に述べます。
クレジットカード選びでまず最も注目すべきは、支払いによって付与されるポイントの種類とその還元率です。
セディナカードでは、独自のわくわくポイントが還元率0.5%程度で付与されます。
当サイトではクレジットカード選びに重要な点として以下の4つを挙げています。
- ポイントが貯めやすい(還元率)
- ポイントが使いやすい
- 入会費&年会費が無料
- 審査が通りやすい
セディナカードは年会費無料ではありますが、それ以外の点については特別優れているところがなく、この4点に注目する限りはそれほど大きなメリットがあるとは言えません。
このカードで注目すべきは海外キャッシングで外貨を得る手数料を最も安くできるという点です。
還元率は平均クラス
クレジットカードの最大の魅力は、現金で支払う手間が省けることに加えて、使った金額に応じて各種のポイントがもらえること、つまりポイント還元にあります。
例えばポイント還元率1%のクレジットカードであれば、100円の支払いあたり1円ぶんのポイントが付与され、そのポイントをまたお買い物や各種サービスに使うことが可能です。
付与されるポイントの種類と還元率はカードごとに異なっており、ここがクレジットカードを選ぶ際の一番の注目ポイントとなります。
現在、当サイトが選ぶベスト10クレジットカードのポイント種類と還元率は以下のようになります。
2019年クレジットカードランキングベスト10(カード名クリックで評価レビューへ)
カード名 | 評価 | 還元率 | ポイント種類&特徴 |
Yahoo! JAPANカード※ | A+ | 1% | Tポイント Tポイントが最も貯めやすく使いやすいバランスに優れる優良カード |
楽天カード※ | A+ | 1% | 楽天スーパーポイント 顧客満足度で10年連続1位 楽天を利用しているなら第一候補 |
リクルートカード※ | A | 1.2% | リクルートポイント(ポンタに交換可能) 無料カードで最もポンタが貯めやすい |
ピーワンウィズ※ | A | 1.5% | ポケットポイント 最強クラスの還元率1.5% 1%は請求額から自動割引 リボ払い専用カード |
DCカードジザイル※ | A | 1.5% | DCハッピープレゼント 最強クラスの還元率1.5% ポイント交換先が豊富 リボ払い専用カード |
dカード | A | 1% | dポイント 高還元でdポイントが貯まる。docomoユーザーはポイントがケータイ料金支払いにすぐ使えて便利 年1回使えば年会費無料 ローソンが5%オフ |
au WALLETクレジットカード | A | 1% | WALLETポイント auユーザーは年会費無料&ポイントがケータイ料金支払いにすぐ使えて便利 |
アマゾンカード | A | 1% | Amazonポイント Amazonで還元率1.5%にアップ Amazonで最もお得で使いやすい 年1回使えば年会費無料 |
レックスカード | B+ | 1.25% | レックスポイント 高還元&ポイントが現金還元されるカード 利用額しだいで年会費無料も可 |
ビックカメラsuicaカード | B+ | 1.0% | JREポイント&ビックポイント suicaつきカードで一番の還元率 オートチャージで改札が手間いらずに 年1回使えば年会費無料 |
セディナカードの還元率0.5%は平均クラスであり、上位カードと比較してお得感が薄いためメインカードに適しているとは言えません。
ただし、以下のように還元率をアップするプログラムも用意されています。
会員専用のポイントアップモールで2~10倍以上
会員専用モール「セディナポイントモール」を経由して各ネットショップから買物をすれば、還元率は2~10倍以上になります。主な店舗とアップする還元率は以下の通りです。
- Amazon:1.0% (+0.5%)
- 楽天市場:1.0% (+0.5%)
- ヤフーショッピング:1.0% (+0.5%)
- SEIYUドットコム:1.5% (1.0%)
- ビックカメラ.com:1.5% (1.0%)
- TSUTAYAオンライン:1.0% (+0.5%)
- ユニクロ:1.0% (+0.5%)
- その他多数
この「会員専用サイト経由でポイントアップ」という仕組みは現在、多くのクレジットカードでそれぞれ導入されています。
さらに、セディナカードは年間の利用額が増えるにつれて還元率が最大で0.65%まで上がる「トクトク!ステージ」という制度も用意されています。
セディナカードを使うなら、こうしたポイントアップ・プログラムを積極的に活用したいところです。
ポイントの使いやすさも平均クラス
では、還元率と同じくらい大事なポイントの使いやすさはどうでしょうか。
セディナカードを支払いに使うと独自のわくわくポイントが還元率0.5%で付与されます。
そして、わくわくポイントには以下の使いみちがあります。
- 他のポイントと交換:nanacoポイント、dポイント、au WALLETポイント、JALマイルなど
- ギフト券との交換:Amazonギフト券、JCBギフトカード、図書カードなど
- グッズとの交換
- 寄付に使う
dポイントやJALマイルなど、他ポイントの交換については広めであり、ポイントの使いみちの広さはまずまずと言えます。
ただし他ポイントに交換するには必ずわくわくポイントから交換する必要があり、ひと手間かかる点はデメリットとも言えます。
トータルで見て、セディナカードのポイントの使いやすさは平均クラスと評価できます。
海外キャッシングで最も手数料を安くできる
ポイントの還元率にも使いやすさにも特別大きなメリットがあるわけではないセディナカード。
その一番の特徴は海外キャッシングにあります。
海外でお金を使いたい場合、銀行や両替所で日本円を両替するのが一般的ですが、この時に手数料が発生します。
目安としては10万円を両替するならドルなら約3000円、ユーロなら約6000円、といった感じです。結構かかってしまいますね。
しかし、クレジットカードを使って海外キャッシングすれば手数料は発生しません(法律的に取ってはいけない)。
その代わり金利が発生するのですが、1ヶ月後に返済するなら両替手数料を払うよりも安く済みます。
さらに、1日でも早く繰上返済をすることでより金利は安くなります。
ただ繰上返済は帰国してから銀行やATMで行うのが一般的ですが、少し手間がかかりますし、外国にいる間は国際電話で返済のやり取りをする必要があってより面倒です。
そこで役立つのが、セディナカードの「Pay Easyサービス」です。
「Pay Easyサービス」を使えば、ネット上で海外キャッシングの繰上返済手続きが行えるので、最短で返済して金利を最大限安くすることができます。
海外でお金を使いたい時に最も手数料(金利)を安くできる方法として、セディナカードによる海外キャッシングは大きな価値があります。
セディナカードは年会費無料ですので、海外キャッシング用のサブカードとして持っておくのもひとつの使い方です。
楽天カード&Yahoo! JAPANカードとの比較
当サイトでは現在、一番おすすめのクレジットカードを楽天カード、Yahoo! JAPANカードとしています。
以下に、セディナカードとこれらのカードの比較をまとめます。より優れたほうを色付けしています。
セディナカード | 楽天カード | Yahoo! JAPANカード | |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
還元率 | 0.5% | 1.0% | 1.0% |
ポイントの種類 | わくわくポイント | 楽天スーパーポイント | Tポイント |
ポイントの使いやすさ | B | A | A |
審査の通りやすさ | B | A | A |
まず基本の還元率では、楽天カード、Yahoo! JAPANカードが上回ります(1.0%)。
また、ポイントの使いやすさでも日本最大級の共通ポイントサービスである楽天カード(楽天スーパーポイント)、Yahoo! JAPANカード(Tポイント)がより優れています。
楽天カードとYahoo! JAPANカードは審査も通りやすく、全体的なバランスに優れているため、当サイトではメインカードとしてまず最初におすすめしています。
参照
楽天カードとYahoo! JAPANカードがベストである4つの理由とは?
一方、セディナカードのメリットは先に述べたように海外キャッシングにあります。
最もコストをかけずに海外でお金を使いたい場合のサブカードとして、セディナカードは価値があります。
デメリットは?
セディナカードのデメリットとしては、ポイントの還元率も使いやすさも平均クラスであることが挙げられます。
これらを重視するなら、先に挙げた楽天カードやYahoo! JAPANカードをはじめとする高還元カードのほうがメインカードには向いています。
セディナカードの「セブンイレブンやイトーヨーカドーでポイント3倍(還元率1.5%)」というメリットは確かに魅力的です。
しかしこれを重視するならセブン&アイホールディングスから発行されている「セブンカードプラス」も同じく還元率1.5%であり、付与されるのもnanacoポイントであるため、使い勝手のぶん、よりこちらが優れています。
参照
セブン&イトーヨカドーに強い!セブンカードプラス評価レビュー
そしてもうひとつのデメリットとして、セディナカードはリボ払い専用カードであることが挙げられます。
リボ払いとは分割払いの一種で、「毎月5,000円」「毎月10,000円」など、口座から引き落とす金額の上限を設定する支払い方法です。
一般的にクレジットカードで払った金額は翌月に一括で口座から引き落とされますが(一括払い)、リボ払いにすると、毎月の支払いをわかりやすくできるメリットがあります。
その一方、リボ払いを選択すると「リボ金利」が上乗せされ、支払いの総額が増えてしまうというデメリットもあります。
参照
クレジットカードのリボ払いって何?メリット&デメリット(準備中)
セディナカードはリボ払い専用カードですが、1ヶ月あたりの引き落とし上限をカード利用限度額の上限と同じに設定することによって一括払いと同じ使い方が可能となり、リボ手数料がかからなくなります。
ただしカードや口座管理が苦手、面倒だと感じる方にとっては「リボ払い専用」のセディナカードはやや使いづらいと言えます。
つまり、セディナカードはメインカードよりもあくまで「海外キャッシング用のサブカード」として考えるのが合理的です。
まとめ&どんな人が選ぶべき?
「海外キャッシングで手数料を最大限、抑えることができる」というメリットを持つセディナカード。
年会費は無料ですので、海外にしばしば行かれる方なら海外キャッシング専用のサブカードとして持つ価値があります。
当サイトでは平均より少し上のB+評価としています。
他にも様々なメリットを持つクレジットカードがありますので、比較検討してご自身にあった選び方をされることをおすすめします。
当サイトの比較ランキング、評価レビューもぜひご参照ください。