ゴールドカードって本当に必要?
数あるクレジットカードの中でもゴールドカードは、見た目の豪華さ、かっこ良さから「一度は持ってみたい」と思わせる魅力があります。
実際、ゴールドカードを持つ方の多くは見栄えの良さ、ステータスの高さが一番の理由になっていることが多いです。
しかし、当サイトでは各カードのランキングづけ&評価レビューを行っていますが、ゴールドカードは基本的におすすめしていません。
なぜならポイントの貯めやすさ(還元率)、ポイントの使いやすさ、年会費などの「使いやすさ」を重視した場合には、ゴールドカードはあまりお得感のあるカードとは言えないからです。
付帯保険の充実、空港ラウンジが無料できる、などゴールドカードならではのメリットはいくつもあるのですが、高い年会費を払うほどでもないというのが正直なところです。
また、ステータス重視なら今やブラックカードやプラチナカードなど、よりステータスの高いカードも存在します。
では、そもそもゴールドカードとはどんなカードなのでしょうか?
ベストなクレジットカード選びをする際にはぜひ知っておきたいゴールドカードの特徴、メリット&デメリットについて以下に述べていきます。
そもそも「ゴールドカード」とは何?
クレジットカードには様々な種類がありますが、その中でもゴールドカードと呼ばれるジャンルがあります。
ゴールドカードは、高めの年会費がかかる代わりに各種サービスを充実させたいわゆる「上級カード」であり、通常のクレジットカード「一般カード」と区別するための呼び名として使われています。
ゴールドカードは各カード会社からそれぞれ発行されていて、代表的なカードには主に以下のものがあります。
- アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
- 三井住友VISAゴールドカード
- JCBゴールドカード
- MUFGカードゴールド
- イオンゴールドカード
- エポスゴールドカード
- 楽天プレミアムカード
- その他
カードデザインが黄金色でカード名に「ゴールド」と入ってるものがほとんどですが、「楽天プレミアムカード」のような例外もあります。
ゴールドカードは豊富な種類がありますが、以下に挙げるようにほぼ共通した特徴を持っています。
- 高めの年会費(1~2万円が主流)
- 空港ラウンジが無料で使える
- 付帯保険(旅行保険、ショッピング保険)の充実
- ホテルやレストランの割引などの各種優待サービス
- その他
また、こうした実利的なメリットの他にゴールドカードは「ステータス」として選ばれる傾向があります。
例えば「会社の同僚や友人、恋人と食事した際にゴールドカードで支払うとかっこ良く思われる」などですね。
「高級車を乗り回す」「ブランド物のバッグを持つ」のように、ゴールドカードは自分のステータスの高さを示すアイテムのひとつとして選ぶ方も多いです。
ゴールドカードをおすすめしない理由は「還元率と年会費」!
「充実したサービス」「ステータスの高さ」というメリットがあるゴールドカード。
しかし、当サイトでは基本的にゴールドカードはおすすめしていません。
なぜなら「使いやすさ重視」で考えた場合に決してお得なカードとは言えないからです。
当サイトでは、クレジットカード選びで一番重視すべき点として以下の4つを挙げています。
- ポイントの貯めやすさ(還元率)
- ポイントの使いやすさ
- 年会費無料
- 審査の通りやすさ
クレジットカードの最大の魅力は、現金で支払う手間が省けることに加えて、使った金額に応じて各種のポイントがもらえること、つまりポイント還元にあります。
例えばポイント還元率1%のクレジットカードであれば、100円の支払いあたり1円ぶんのポイントが付与され、そのポイントをまたお買い物や各種サービスに使うことが可能です。
付与されるポイントの種類と還元率はカードごとに異なっており、ここがクレジットカードを選ぶ際の一番の注目ポイントとなります。
そして、この基準で選ぶ現在の当サイトの評価ランキングは以下の通りとなっています。
※2019年クレジットカード総合トップ10(カード名クリックで評価レビューへ)
カード名 | 評価 | 還元率 | ポイント種類&特徴 |
楽天カード※ | A+ | 1% | 楽天スーパーポイント 顧客客満足度で10年連続1位 楽天を利用しているなら第一候補 |
Yahoo! JAPANカード※ | A+ | 1% | Tポイント Tポイントが最も貯めやすく使いやすいバランスに優れる優良カード |
リクルートカード※ | A | 1.2% | リクルートポイント(ポンタに交換可能) 無料カードで最もポンタが貯めやすい |
ピーワンウィズ※ | A | 1.5% | ポケットポイント 最強クラスの還元率1.5% 1%は請求額から自動割引 リボ払い専用カード |
DCカードジザイル※ | A | 1.5% | DCハッピープレゼント 最強クラスの還元率1.5% ポイント交換先が豊富 リボ払い専用カード |
dカード | A | 1% | dポイント 高還元でdポイントが貯まる。docomoユーザーはポイントがケータイ料金支払いにすぐ使えて便利 年1回使えば年会費無料 ローソンが5%オフ |
au WALLETクレジットカード | A | 1% | WALLETポイント auユーザーは年会費無料&ポイントがケータイ料金支払いにすぐ使えて便利 |
アマゾンカード | A | 1% | Amazonポイント Amazonで還元率1.5%にアップ Amazonで最もお得で使いやすい 年1回使えば年会費無料 |
レックスカード | B+ | 1.25% | レックスポイント 高還元&ポイントが現金還元されるカード 利用額しだいで年会費無料も可 |
ビックカメラsuicaカード | B+ | 1.0% | JREポイント&ビックポイント suicaつきカードで一番の還元率 オートチャージで改札が手間いらずに 年1回使えば年会費無料 |
ゴールドカードは年会費が高額でありながら、基本の還元率は決して一般カードに比べて特別高いわけではありません。
主なゴールドカードのポイント還元率は以下の通りです。
- 三井住友VISAゴールドカード:0.5%
- JCBゴールドカード:0.5%
- MUFGカードゴールド:0.5%
- イオンゴールドカード:0.5%
- エポスゴールドカード:0.5%
- 楽天プレミアムカード:1.0%
ゴールドカードは特定の条件で還元率がアップすることがありますが、高額な年会費の元を取るのはかなり難しいため、ポイント還元率重視で見た場合に決してメリットがあるとは言えません。
年会費が高い割にポイント還元率は特別高くない
ここが、当サイトがゴールドカードをおすすめしない最大の理由です。
「充実したサービス」と言うけれど・・
ゴールドカードは充実したサービスをアピールしており、各ゴールドカードの共通する特徴としては例えば以下のものがあります。
- 空港ラウンジ(カードラウンジ)が無料で使える
- 付帯保険(旅行保険、ショッピング保険)の充実
- ホテルやレストランの割引などの各種優待サービス
ただし空港ラウンジはゴールドカードを持っていなくても利用料(1000円前後)を払えば利用可能であり、よほど頻繁に空港を使う方でなければそれほどお得感は高くありません。
また付帯保険を利用する可能性は低く、カード保険以外でも、もしもの事態に備えることは可能です。
優待サービスはどのお店が利用可能かを把握しておくことが面倒でもあります。
つまり、ゴールドカードの充実したサービスは基本的に使いづらくて利用頻度の低いものが多く、それほど大きなメリットとは言えません。
ゴールドカードは今やそれほどステータスは高くない
先述したように、ゴールドカードは具体的なサービス内容よりも「見栄えの良さ」「ステータス」として選ばれる傾向があります。
ただしこうした見栄えの良さを重視するなら、今はよりグレードの高いカードがあります。
プラチナカードやブラックカードです。
プラチナカード・ブラックカードは専門スタッフが航空券や新幹線チケットを代理で取ってくれるコンシェルジュ・サービスがあるなど、より充実していてステータスの高いカードです。
年会費も10~30万円とより高額です。
プラチナカード・ブラックカードの登場によって最近のゴールドカードのステータスは下がりつつあります。
年会費が数千円で済んだり、審査に通りやすくなったりしていて、より持ちやすい一般的なカードに近づきつつありますので、ステータス重視で選びたい方にとってゴールドカードはやや物足りなく感じるかもしれません。
ただし世間一般ではまだまだ「ゴールドカード持ってるって凄い」と思われる傾向がありますので、そうした傾向も踏まえて選ぶのもアリです(クレカに詳しい方にはバレバレですが 笑)。
まとめ
「充実したサービス」「ステータスの高さ」というイメージのあるゴールドカード。
しかし、それほど大きなお得感があるとは言えないため「ポイント還元率」「使いやすさ」を重視する当サイトでは基本的におすすめしません。
ただし、「少しでも見栄えのするカードが欲しい」という場合には持つことを検討してみる価値があります。
その場合には、一般カードと比較して高額な年会費が必要となりますので、それらと比較したうえで選ばれることをおすすめします。
他にも様々なメリットを持つクレジットカードがありますので、比較検討してご自身にあった選び方をされることをおすすめします。
当サイトの比較ランキング、評価レビューもぜひご参照ください。