セブン&アイで還元率3倍!
セブンイレブンでおなじみのセブン&アイグループのクレジットカード、セブンカードプラス。
これはセブンイレブンやイトーヨカドーで使える電子マネー「nanaco(ナナコ)」が一体になったクレジットカードであり、通常のナナコカードよりも高い還元率(1.5%)でポイントを貯めることができます。
また、イトーヨカドーのお買物が毎月8日・18日・28日に5%オフになるのも魅力的です。
普段からナナコを使っている方なら、特に気になるところではないでしょうか。
ただし、このカードには「基本の還元率の低さ」「ナナコカードとしての使いづらさ」というデメリットがあるため、メインカードには不向きです。
当サイトではイトーヨカドーでの割引専用のサブカードとしておすすめしており、平均的なB評価のランキングづけとしています。
以下にセブンカードプラスの特徴と、他カードと比較してわかるメリット・デメリットについて述べていきます。
主な特徴と評価
まず、セブンカードプラスの主な特徴と評価は以下の通りとなります。
セブンカードプラス | |||
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ポイント還元率 | ポイントの使いやすさ | 審査の通りやすさ | 総合評価 |
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- 年会費:500円(初年度無料 年5万円以上の利用で翌年無料)
- 付与されるポイント名:nanacoポイント(200円ごとに1ポイント)
- 決済ブランド:VISA JCB
- ETCカード:あり(無料)
- 家族カード:あり(年会費:200円)
- 旅行保険:なし
- ショッピング保険:なし
- 口座引き落とし日:翌月10日(15日締め)
セブンカードプラスは電子マネーのnanaco(ナナコ)カードが一体となった「ナナコ一体型」と、すでに持っているナナコカードにポイントをひもづける「ひもづけ型」があります。
ここでは、より使いやすい「ナナコ一体型」について述べていきます。
クレジットカード選びでまず最も注目すべきは、支払いによって付与されるポイントの種類とその還元率です。
セブンカードプラスでは、独自のであるナナコポイントが還元率0.5%で付与されます。
当サイトではクレジットカード選びに重要な点として以下の4つを挙げています。
- ポイントが貯めやすい(還元率)
- ポイントが使いやすい
- 入会費&年会費がずっと無料
- 審査が通りやすい
セブンカードプラスは原則として年会費がかかり、基本の還元率が低めであるなど、これらの項目をよく満たしているとは言いがたいため、当サイトではB評価のランキングづけとしています。
「ナナコポイントが貯まる」と聞くとセブンイレブンでの利用を思い浮かべますが、後述するようにナナコカードとしてはわかりづらさが目立つためおすすめはできません。
このカードを選ぶかどうかは「イトーヨカドーのお買物が毎月8日・18日・28日に5%オフ」というメリットをどれだけ必要とするかで決まります。
還元率0.5%は平均クラス
クレジットカードの最大の魅力は、現金で支払う手間が省けることに加えて、使った金額に応じて各種のポイントがもらえること、つまりポイント還元にあります。
例えばポイント還元率1%のクレジットカードであれば、100円の支払いあたり1円ぶんのポイントが付与され、そのポイントをまたお買い物や各種サービスに使うことが可能です。
付与されるポイントの種類と還元率はカードごとに異なっており、ここがクレジットカードを選ぶ際の一番の注目ポイントとなります。
現在、当サイトが選ぶベスト10クレジットカードのポイント種類と還元率は以下のようになります。
2019年クレジットカードランキングベスト10(カード名クリックで評価レビューへ)
カード名 | 評価 | 還元率 | ポイント種類&特徴 |
Yahoo! JAPANカード※ | A+ | 1% | Tポイント Tポイントが最も貯めやすく使いやすいバランスに優れる優良カード |
楽天カード※ | A+ | 1% | 楽天スーパーポイント 顧客満足度で10年連続1位 楽天を利用しているなら第一候補 |
リクルートカード※ | A | 1.2% | リクルートポイント(ポンタに交換可能) 無料カードで最もポンタが貯めやすい |
ピーワンウィズ※ | A | 1.5% | ポケットポイント 最強クラスの還元率1.5% 1%は請求額から自動割引 リボ払い専用カード |
DCカードジザイル※ | A | 1.5% | DCハッピープレゼント 最強クラスの還元率1.5% ポイント交換先が豊富 リボ払い専用カード |
dカード | A | 1% | dポイント 高還元でdポイントが貯まる。docomoユーザーはポイントがケータイ料金支払いにすぐ使えて便利 年1回使えば年会費無料 ローソンが5%オフ |
au WALLETクレジットカード | A | 1% | WALLETポイント auユーザーは年会費無料&ポイントがケータイ料金支払いにすぐ使えて便利 |
アマゾンカード | A | 1% | Amazonポイント Amazonで還元率1.5%にアップ Amazonで最もお得で使いやすい 年1回使えば年会費無料 |
レックスカード | B+ | 1.25% | レックスポイント 高還元&ポイントが現金還元されるカード 利用額しだいで年会費無料も可 |
ビックカメラsuicaカード | B+ | 1.0% | JREポイント&ビックポイント suicaつきカードで一番の還元率 オートチャージで改札が手間いらずに 年1回使えば年会費無料 |
セブンカードプラスのポイント還元率0.5%は平均クラスであり、上位の高還元カードと比較するとやや物足りなさがあります。
ただしセブンイレブンとイトーヨカドー(ネットスーパー含む)、さらにヨークマート、デニーズでは還元率が1.5%と3倍にアップします。
西武百貨店・そごうでも1.0%と2倍にアップします。
また、イトーヨカドーでは毎月8日・18日・28日にほとんどの商品が5%オフになります。
こうしたセブン&アイグループでの強さがセブンカードプラスの最大のメリットです。
ポイントはやや使いづらい
では、還元率と同じくらい大事なポイントの使いやすさはどうでしょうか。
セブンカードプラスによる支払いで付与されるのは、独自のナナコポイントです。
これは原則としてナナコチャージに使うポイントです。
通常のナナコカードだと、レジにて現金でナナコチャージして支払いに使い、還元率1%(100円あたり1ポイント)で貯まったナナコポイントもまたナナコチャージにあてて使うことができます。
セブンカードプラスの場合は、まず「クレジット払い」によって還元率1.5%でナナコポイントを貯め、それを今度は同じセブンカードプラスの「ナナコカード」にチャージして支払いに使います。
セブンカードプラスは「クレジットカード」と「ナナコカード」が一体になっていますので、「クレジットカード部分」でナナコポイントを貯めて、それを「ナナコカード部分」にチャージして使うことになります。
通常のナナコカードよりも高い還元率でポイントが貯められる(1.5%)のがメリットなのですが、正直わかりづらいです。
これなら通常のナナコカードで「レジでチャージして、ポイントが貯まったらその場で使う」のほうが、よりわかりやすくて使いやすいと言えます。
その意味で、セブンカードプラスのポイントは使いづらいと評価せざるを得ません。
楽天カード&Yahoo! JAPANカードとの比較
当サイトでは現在、一番おすすめのクレジットカードを楽天カード、Yahoo! JAPANカードとしています。
以下に、セブンカードプラスとこれらのカードの比較をまとめます。より優れたほうを色付けしています。
セブンカードプラス | 楽天カード | Yahoo! JAPANカード | |
年会費 | 500円(初年度無料 年5万円以上の利用で翌年無料) | 無料 | 無料 |
還元率 | 0.5%(セブンイレブン、イトーヨカドーで1.5%) | 1.0% | 1.0% |
ポイントの種類 | nanacoポイント | 楽天スーパーポイント | Tポイント |
ポイントの使いやすさ | B | A | A |
審査の通りやすさ | B | A | A |
まず基本の還元率では、楽天カード、Yahoo! JAPANカードが上回ります(1.5%)。
ただ、ポイントの使いやすさでは日本最大級の共通ポイントサービスであり、付与されたポイントがそのまま使える楽天スーパーポイント、Tポイントが優れています。
楽天カードとYahoo! JAPANカードは審査も通りやすく、全体的なバランスに優れているため、当サイトではメインカードとしてまず最初におすすめしています。
参照
楽天カードとYahoo! JAPANカードがベストである4つの理由とは?
また、楽天カードとYahoo! JAPANカードはナナコカードへのクレジットチャージにも使えます。
ナナコの公式サイトから申しこめば還元率1.0%でナナコカードにチャージできて、さらにそのカードでセブンイレブン、イトーヨカドーで買物をすれば、還元率1.0%でナナコポイントをもらえます。
つまり還元率2.0%、ポイントの二重取りです。こうすることでセブンカードプラスよりもさらに効率良くポイントを貯められます。
一方、セブンカードプラスの強みは「イトーヨカドーのお買物が毎月8日・18日・28日に5%オフ」にあります。
イトーヨカドーで日常的に買物をする方の専用サブカードとして、おすすめです。
まとめ&どんな人が選ぶべき?
セブン&アイグループのお買物で強みを発揮するセブンカードプラス。
しかし、お得感が薄く使いづらさが目立つため、メインカードには不向きと言えます。
一方、イトーヨカドーでの5%オフはお得ですので、日常的にイトーヨカドーで買物をする方なら専用のサブカードとして持つのもアリと言えます。
当サイトでは平均クラスのB評価のランキングづけとしています。
他にも様々なメリットを持つクレジットカードがありますので、比較検討してご自身にあった選び方をされることをおすすめします。
当サイトの比較ランキング、評価レビューもぜひご参照ください。