年会費無料でsuicaオートチャージ!
電車やバス、タクシーのみならず、店舗でのお買い物など幅広く使えて便利な交通系電子マネー「suica(スイカ)」。
このsuica機能が一体となっているクレジットカードはいくつかありますが、その中でも年会費が実質無料で定期券もつけられるというメリットを持っているのがビュースイカカードです。
改札口でsuicaがオートチャージされますので、いちいち駅でお金を出す必要がなくなるという便利さもメリットです(モバイルsuicaからも無料でオートチャージできます)。
また還元率こそ平均クラスの0.5%ではありますが、suicaチャージだと1.5%にアップするため、suica専用のサブカードとして大きな価値があり、当サイトでも平均以上のB+評価としています。
このカードが役立つのは「定期付き&無料で使えるsuicaつきクレジットカードが欲しい方」です。
以下にビュースイカカードの特徴と、他カードと比較してわかるメリット・デメリットについて述べていきます。
※現在、suicaつきクレジットカードで一番の還元率となるのは「ビックカメラsuicaカード」です。このカードについて知りたい方は以下をご参照ください。
主な特徴と評価
まず、ビュースイカカードの主な特徴と評価は以下の通りとなります。
ビュースイカカード | |||
![]() |
|||
ポイント還元率 | ポイントの使いやすさ | 審査の通りやすさ | 総合評価 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
- 年会費:477円+税(Web明細サービス利用で実質無料)
- 付与されるポイント:JREポイント(1000円ごとに5ポイント)
- 決済ブランド:VISA JCB MasterCard
- ETCカード:あり(477円/年)
- 家族カード:あり(477円/年)
- 盗難保険:あり
- 旅行保険:あり
- ショッピング保険:あり
- 口座引き落とし日:翌々月4日(月末締め)
クレジットカード選びでまず最も注目すべきは、支払いによって付与されるポイントの種類とその還元率です。
ビュースイカカードではJREポイントが還元率0.5%で付与されます。
当サイトではクレジットカード選びに重要な点として以下の4つを挙げています。
- ポイントが貯めやすい(還元率)
- ポイントが使いやすい
- 入会費&年会費が無料
- 審査が通りやすい
ビュースイカカードは還元率もポイントの使いやすさも平均クラスで、これ自体に大きなメリットがあるわけではありません。
しかし、suicaを普段から使う方にとっては「suicaがオートチャージされるので駅の改札でお金を出さなくて済む」「suicaにチャージすると還元率が1.5%にアップする」というメリットがあります。
このカードを選ぶかどうかは「suicaつきの実質無料カード」というメリットをどれだけ必要とするかで決まります。
還元率は平均クラス
クレジットカードの最大の魅力は、現金で支払う手間が省けることに加えて、使った金額に応じて各種のポイントがもらえること、つまりポイント還元にあります。
例えばポイント還元率1%のクレジットカードであれば、100円の支払いあたり1円ぶんのポイントが付与され、そのポイントをまたお買い物や各種サービスに使うことが可能です。
付与されるポイントの種類と還元率はカードごとに異なっており、ここがクレジットカードを選ぶ際の一番の注目ポイントとなります。
現在、当サイトが選ぶベスト10クレジットカードのポイント種類と還元率は以下のようになります。
2019年クレジットカードランキングベスト10(カード名クリックで評価レビューへ)
カード名 | 評価 | 還元率 | ポイント種類&特徴 |
Yahoo! JAPANカード※ | A+ | 1% | Tポイント Tポイントが最も貯めやすく使いやすいバランスに優れる優良カード |
楽天カード※ | A+ | 1% | 楽天スーパーポイント 顧客満足度で10年連続1位 楽天を利用しているなら第一候補 |
リクルートカード※ | A | 1.2% | リクルートポイント(ポンタに交換可能) 無料カードで最もポンタが貯めやすい |
ピーワンウィズ※ | A | 1.5% | ポケットポイント 最強クラスの還元率1.5% 1%は請求額から自動割引 リボ払い専用カード |
DCカードジザイル※ | A | 1.5% | DCハッピープレゼント 最強クラスの還元率1.5% ポイント交換先が豊富 リボ払い専用カード |
dカード | A | 1% | dポイント 高還元でdポイントが貯まる。docomoユーザーはポイントがケータイ料金支払いにすぐ使えて便利 年1回使えば年会費無料 ローソンが5%オフ |
au WALLETクレジットカード | A | 1% | WALLETポイント auユーザーは年会費無料&ポイントがケータイ料金支払いにすぐ使えて便利 |
アマゾンカード | A | 1% | Amazonポイント Amazonで還元率1.5%にアップ Amazonで最もお得で使いやすい 年1回使えば年会費無料 |
レックスカード | B+ | 1.25% | レックスポイント 高還元&ポイントが現金還元されるカード 利用額しだいで年会費無料も可 |
ビックカメラsuicaカード | B+ | 1.0% | JREポイント&ビックポイント suicaつきカードで一番の還元率 オートチャージで改札が手間いらずに 年1回使えば年会費無料 |
ビュースイカカードの還元率0.5%は平均クラスであり、1.0%以上の還元率である他の高還元カードと比較すると特別優れているとは言えません。
※ただし後述するように、suicaチャージに使う場合は還元率が1.5%にアップするというメリットがあります。
付与されるポイントはsuicaチャージに使うのがベスト
では、還元率と同じくらい重要な「ポイントの使いやすさ」はどうでしょうか。
ビュースイカカードの利用で付与されるのはJREポイントですが、これはsuicaチャージに使うのが一番便利です。
JRの各駅にある「ビューアルッテ」でJREポイントはsuicaにチャージすることが可能です。
ちなみにsuicaチャージ以外にも、JREポイントは以下の交換先があります。
- びゅう商品券
- ルミネ商品券
- クーポン
- グリーン車利用券
- その他
ただしこれらは交換にひと手間かかるため、やはりsuicaにチャージするのが一番簡単で便利です。
普段使う駅でsuicaチャージができることを考えれば、JREポイントは使いやすいと言えます。
一番のメリットはsuicaオートチャージ!
ビュースイカカードの最大のメリット、それはsuica機能が付帯していてオートチャージが使える点にあります。
電車やバス、タクシーのみならず、店舗でのお買い物などでも幅広く使えて便利なsuica。
ビュースイカカードは通常のsuicaカードと同じように改札や店舗で「ピッ」と支払いに使えます。
そしてオートチャージ機能を使えば、例えばsuicaの残高が1000円をきると、改札口で自動的に3000円がクレジット払いとしてチャージされます(設定金額は変更可能)。
わざわざ券売機で切符を買ったり、チャージする手間が省けるのはとても大きなメリットです。
しかも、このオートチャージ機能でsuicaをチャージすると還元率も上がります。
ビューカード系のカードにはVIEWプラスというサービスがあり、乗車券や定期券、suicaチャージなど交通系のサービスをクレジット払いで購入することによって、JREポイントが1.5%の高還元率で付与されます。
※VIEWプラス対象の主なサービス
- 乗車券
- 特急券
- 回数券
- 定期券(suica定期券)
- ビューカードによるsuicaチャージ
- オートチャージ
- その他
還元率1.5%と言えば、無料クレジットカードの中でもトップクラスです。
suica機能つきでオートチャージができるうえに、高いポイント還元も得られる。
これがビュースイカカード最大のメリットです。
ちなみにモバイルsuicaを利用している方は支払いにビュースイカカードを登録することによって年会費1030円が無料となり、モバイルsuicaでもオートチャージが可能となります。
ビックカメラsuicaカードとの違い、選び分けポイントは?
現在、suicaつきのクレジットカードで一番還元率が高いのはビックカメラsuicaカードです。
ビュー・スイカカードとビックカメラsuicaカードの主な違いは以下の通りとなります。優れているほうを色付けしています。
ビックカメラsuicaカード | ビュー・スイカカード | |
年会費 | 実質無料 ※1 | 実質無料※2 |
通常の買い物によるポイント還元率 | 1%(JREポイント0.5%+ビックポイント0.5%) | 0.5%(JREポイント) |
suicaチャージによるポイント還元率 | 1.5%(JREポイント) | 1.5%(JREポイント) |
suica定期機能 | なし | あり |
※1 年に1回でも使えば翌年は無料
※2 Web明細サービス利用で実質無料
つまり、ふたつのカードの選び分けポイントは、「定期機能が欲しい」か「還元率を重視する」かです。
通勤で定期つきsuicaが欲しいならビュースイカカードが適しており、定期が不要なら還元率を重視してビックカメラsuicaカードが適していると言えます。
参照
suicaつきで一番の高還元カード!ビックカメラsuicaカード評価レビュー
楽天カード&Yahoo! JAPANカードとの比較
当サイトでは現在、一番おすすめのクレジットカードを楽天カード、Yahoo! JAPANカードとしています。
以下に、ビュースイカカードとこれらのカードの比較をまとめます。より優れたほうを色付けしています。
ビュースイカカード | 楽天カード | Yahoo! JAPANカード | |
年会費 | 実質無料 ※ | 無料 | 無料 |
還元率 | 0.5% | 1% | 1% |
ポイントの種類 | JREポイント | 楽天スーパーポイント | Tポイント |
ポイントの使いやすさ | B+ | A | A |
審査の通りやすさ | B | A | A |
※ Web明細サービス利用で実質無料
まず基本の還元率では、楽天カード、Yahoo! JAPANカードが上回ります(1%)。
また、ポイントの使いやすさでも日本最大級の共通ポイントサービスである楽天カード(楽天スーパーポイント)、Yahoo! JAPANカード(Tポイント)が優れていますが、JREポイントもsuicaチャージに使うなら決して悪くはありません。
楽天カードとYahoo! JAPANカードは審査も通りやすく、全体的なバランスに優れているため、当サイトではメインカードとしてまず最初におすすめしています。
参照
楽天カードとYahoo! JAPANカードがベストである4つの理由とは?
一方ビュースイカカードのメリットは、suicaがオートチャージできて駅で支払いの手間が省ける点にあります。suicaにチャージすると還元率が1.5%にアップするのも魅力的です。
つまり、ビュースイカカードはsuica専用のサブカード(二枚目以降のカード)として選ぶのがおすすめです。
まとめ&どんな人が選ぶべき?
年会費が実質無料で、定期機能もつけられるsuicaつきクレジットカードのビュースイカカード。
メインカードとして使うには還元率が平凡なためおすすめは出来ませんが、suicaを日常的に使う方ならsuica専用サブカードとして高い価値があります。
当サイトでもB+評価と平均以上のランキングづけとしています。
他にも様々なメリットを持つクレジットカードがありますので、選ばれる際は比較検討して、ご自身にあった選び方をされることをおすすめします。
当サイトの比較ランキング、評価レビューもぜひご参照ください。